年金事務所から健康保険と厚生年金の資格、
及び報酬等の調査の実施についての封書が届きました。
封書の裏面には大切なお知らせです、
お早めに開封くださいと記載があり、
開封してみると到着から約20日後までに
必要書類を提出する必要がありました。
年金事務所の担当者は親身に丁寧に対応してくださり、
調査票という言葉にご心配をおかけしましたという
言葉添えまでいただき安心して提出することができました。
この調査は開業した企業に対しては1年以内に実施されているとのことで、
その後は2〜4年おきに調査を実施される一般的な調査になります。
調査対象者は、社会保険の適用の有無や雇用形態に関わらず、
在職している役員及びパート・アルバイト等を含む全従業員です。
①「提出書類チェックリスト」
②「報酬・雇用に関する調査票」
③「源泉所得税領収書(写)」
④「賃金台帳(写)」
⑤「出勤簿(写)又はタイムカード(写)」
提出方法は、コロナ感染防止対策のため、
郵送のみで実施していると記載されていました。
返信用封筒は同封されていなかったので実費での返送です。
通常は年金事務所への訪問日が記載されており、
その期間に訪問して書類の提出と面談をするようで、
面談は20分前後で終わるそうです。
提出チェックリストには、提出する②〜④の書類のチェック、
提出できない場合はその理由を記載します。
ひとり社長が役員だけの場合、
出勤簿またはタイムカードにはチェックを付けず、
理由の欄に「役員のためなし」と記載。
報酬・雇用に関する調査票は、
年金事務所から送られてくる封書に同封されている
調査票に必要事項を記入していきます。
【提出者記入欄に記入する項目】
事業所整理番号:
毎月支払っている社会保険料の納付書に記載されています。
事業所番号:
毎月支払っている社会保険料の納付書に記載されています。
事業所所在地:
会社の所在地を記入します。
事業所名:
会社名を記入します。
事業主氏名:
代表者の氏名を記入します。
電話番号:
会社の電話番号を記入します
【被保険者状況】
記入日現在の被保険者総数:
ひとり社長の場合は1人と記入します。
記入日現在、賃金・報酬を支払っている人のうち被保険者となっていない人:
ひとり社長の場合は0人と記入します。
請負契約:
該当しないので記入なし。
派遣労働者:
該当しないので記入なし。
海外勤務者:
該当しないので記入なし。
【勤務状況】
就業規則で定めている一般従業員の勤務状況:
ひとり社長、10名未満の会社なので就業規則がないため、記入なし。
窓口では年金事務所へ提出した役員報酬に関する書類に、
月20日、週40時間など記載された情報を記入されても良いですし、
未記入のままの提出でも良いと案内されたので今回は未記入のまま提出。
一般従業員の方の平均的な勤務状況:
ひとり社長のため記入なし。
【報酬等支払状況】
給与支払日:
年金事務所へ提出した締切日と支払日を記入、
ひとり社長なので役員に丸を付けます。
昇給月:
無に丸を付けます。
報酬の種類:
固定的賃金の基本給(月給)に丸を付けます。
賞与等:
無しに丸を付けます。
※記入例.報酬・雇用に関する調査票
税務署に提出している源泉所得税の領収証書(写し)を
記載されている期日分まで提出します。
特例で6ヶ月毎に提出しているため、
直近の月までの領収書(写し)が用意できない場合は、
その提出できる月までの分を提出し、
チェックリストのその他の欄に「6ヶ月毎の提出のため、○年○月~○年○月分までになります」と
記載しておけば大丈夫と担当者から案内していただけました。
案内資料に記載されている
期日分の賃金台帳(写し)を提出します。
賃金台帳を作成していなければ、
給与明細書または個人所得税源泉徴収簿の写しの
提出が必要です。
ひとり社長の場合は、
労働時間などの記載は不要なので、
毎月の役員報酬と社会保険料の支払額が確認できる書類を
提出すれば大丈夫です。
ひとり社長でも使える賃金台帳のテンプレートは
次のサイトよりダウンロードできます。
ひとり社長で役員のため、提出しなくて大丈夫です。
4月上旬に最寄の年金事務所へ書類を提出した際に、
受付の方から数週間以内に書類の不備の有無について
書類を郵送しますと伺いました。
月内に届くかと思って待っていましたが一向に届かず、
提出から約1ヵ月後の5月になってから
ポストにA4サイズの分厚い封筒が届いていました。
この分厚さから何か不備があって何かしら対応が必要だと思い、
急いで自宅に入り開封してみると、届出に不備はない、
今後も適正な届出の協力をお願いしますという案内を読み、
ほっと安心しました。
なお、封書が分厚かった理由は、年金事務所からの
案内パンフレットが同封されていたためでした。
年金事務所から初めて調査票が届くとびっくりしますが、2〜3年に一度で実施される一般的な調査だということがわかり、窓口の担当者もこちらの心境に寄り添った感じで突然届くとびっくりしますよねという雑談も交えながら、提出に必要な書類など親切に対応いただけました。身構えすぎす、期日までに必要書類を準備して提出しましょう。