車屋さんに頼まず自分で車検を行うユーザー車検は
誰にでもできて費用も普通車で6〜7万円でお得です。
車検が近づくとディーラーや車屋さんから案内が届き、
見積もりを確認するとディーラーで20万弱、車屋さんで14万弱という金額でした。
車検費用の他に、エンジンオイルやブレーキオイルなど消耗品の一式交換、
バッテリーやファンベルトなど走行距離から判断して
見積もり項目に含まれています。
車検を通すだけなら現状の車両の状態でも
大丈夫とのことだったので今回はユーザー車検で行いました。
結論からすると、車検場ではスタッフの方も親切に対応してれるので、
誰にでもできて、価格も6〜7万円とかなり安いのでおすすめです。
車検を受けるまでにネットにある点検簿を印刷して、
その点検項目に従って確認します(所要1時間)。
確認した主な項目は次のとおりです。
「ウィンカー左右、ライト上下、ハザード、ブレーキランプが正常に点灯するか」
「ブレーキとサイドブレーキは正常か」
「ワイパーとウォッシャーは問題ないか」
「エンジンオイルやバッテリーオイルは問題ないか」
「タイヤの溝は1.6mm以上あるか」
「空気圧は正常か(ガソリンスタンドにて)」
「スペアタイアは正常か、空気圧もチェック」
「車体下の洗車(ガソリンスタンドか洗車場にて)」
「自賠責保険の更新(ガソリンスタンド 20,100円)」
※点検簿のダンロードはこちら→
ネットで車検を予約するインターネットから車検日に予約が行えます。
最初に会員登録を済ませ、IDとパスワードを発行します。
その情報を使ってログインすると希望日時の空き状況が確認でき、
希望日時を選択、個人情報や車体番号等の車両情報を入力していきます。
車検証を手元に用意しておくとスムーズに予約がおこなえます。
車検の予約は午前と午後で4つの時間帯があり、午前は埋まりやすいので、
車検を受けたい日程の10日前程からチェックしておくことをお勧めします。
予約が完了すると予約番号が表示されるので、
その予約番号を当日、受付で伝えると車検を行うことができます(所要20分)
車検当日、車検場の近くにあるテスターとよばれるお店で
ヘッドライトの角度を適正にしてもらいます。
この調整作業は自分ではできないため、テスターでお願いします。
テスターというお店は車検場の近くにいくつかあり、
値段もばらばらなので、値段を確認して選ぶと良いでしょう。
私はライト調整で1600円かかりましたが、
他のお店では1080円でやってくれるところもありました。(所要10分)
もちろん、テスターの調整を行わずに車検を受けてみて、
車検が通らなかったらテスターに持っていくという方法もありますが、
二度手間になる可能性もあることを承知の上で判断してください。
車検場に到着するとユーザー車検の窓口へ行き、
車検証と自賠責を提示すると受付手続きを行ってくれます。
渡される書類3枚に車体情報と個人情報を記入します。
次に、重量税(45,600円)と車検にかかる税金(2200円)の窓口へ行き支払いを済ませ、
印紙をそれぞれの用紙に貼ってもらいます。
印紙を貼った用紙と車検証、自賠責保険(新旧2枚)をバインダーにはさみ、
受付窓口へ戻ると受付手続きが完了です(所要30分)。
車検を受けるために列ができている車の後ろに並び順番がくるのを待ちます。
20分程すると車検場のスタッフの方が来て、
外回りのチェックをするので用紙をくださいと案内がありました。
ウィンカーの左右、ライトの上下、ハザード、ワイパーとウォッシャー、クラクション、
続いて後ろにまわり、同様にウィンカーの左右、ハザード、ブレーキランプ、
ボンネットをあけてくださいと指示があり車から降りてボンネットを開けます。
その間に車内をスタッフがチェックした後、
ボンネットの中と車体番号が確認されます(所要5分)。
初めてですか?と聞かれ「はい」と答えるとハザードを出しておくよう指示があります。
その後の点検ではスタッフの方がついてくれます。
車検場のコースの中に入ると、次の5つの項目の点検を行いました。
①スピードテスト
ローラーの上に車を停車させ、40キロまでアクセルをまわし
40キロに達したらライトをパッシングして知らせます。
②ライトテストライト
ライトが正常か、専用の機械で数値を想定され、正常なら○が表示板に表示されます。
この検査がテスターで調整してもらった検査項目です。
③排気テスト
排気が正常かマフラーの中に棒を突っ込み1分程待ち、
表示板に○が表示されたら、用紙を機械に入れて印字してもらいます。
運転席から降りておくよう指示があります。
③ブレーキテスト
指示に従ってブレーキとサイドブレーキを力強く踏み込みます。
躊躇せずおもいっきりブレーキをかけないと○と表示されません。
私も1度目は×と表示されました。
⑤車体の下をチェック
スタッフの方が下から必要な箇所を棒でカンカンと叩きながら
異常がないかチェックしてくれます。
この5つに問題がなければ、車検場コースの窓口にバインダーの書類を提出し、
点検が正常に終えたという証明をもらいます。(所要15分)
最後に受付窓口へ戻り、新しい車検証と車検シールをもらい終了です。
10時15分に車検場に到着して、終了したのが11時30分でした。
受付の方が月初の週明けは空いている日が多いと教えてくれました。
週末や月末はどうしても混むようなので、月初の週明けが狙い目かもしれません。
ユーザー車検にかかった費用です。
自賠責保険 20,100(2年)、重量税 45,600円(13年未満の車両だと32,800円)、
車検に必要な印紙 2,200円、ライトのテスター 1,600円で「合計69,500円」でした。
※車種は日産 エクストレイル 13年目です
ユーザー車検は誰でもできます。車検は車屋さんにお願いするのが当たり前と思い込み勝ちですが実際にやってみると難しくもなく、何より車検費用が数万円安くなります。私の場合だと10万円ほど安くなりました。もちろん消耗品などの部品を車検の2年ごとに交換しておくと安心ではありますが、実際に必要なタイミングに合わせてパーツを適切に交換しながら自動車に乗ることがお金の部分では賢いでしょう。