支出を減らす
電子ブレーカーで電気代を節電

電気代を節電できる電子ブレーカーについて、
導入費、回収年月、保証、契約に関する注意事項、取扱企業についてご紹介します。

適正な導入費について結論から言うと、
2年〜3年の回収年月で提案されているかです。

例えば、導入費35万円で年間の節電12万円と提案された場合、
回収年月は2.9年になります。

電子ブレーカーの主な取扱企業は
ネオ・コーポレーション、ジェルシステム、東名の3社。

このうち、積極的に営業活動を行なっている企業は「ネオ・コーポレーション」です。
営業担当者がマンション管理組合や中小規模の工場へ直接訪問して、提案しています。

施設で使用している機械や空調などの電力を計算、
電子ブレーカーでの契約容量を試算すると基本料金が決まります。

現状の毎月の電気料金と
電子ブレーカー導入後の電気料金の差額が
節電分の金額になります。

実際に営業された実例と3社比較

では、実際に3社の比較と導入について記載します。

ネオ・コーポレーションの初回訪問での導入費は5年リースで「60万円」、
5年保証、機器交換は無料という提案でした。

電子ブレーカーについて知識がない方だと、
この時点で毎月節電できることに強い関心をもち、
ついつい提示された金額で契約してしまい、
解約ができないなどトラブルになるケースもあるので注意して下さい。

リース契約を解約する際に別途、解約費が発生するという記載の有無など、
「契約書」の内容は必ず目を通すことがトラブル回避のために重要です。

導入費を安くする方法は2つあり、
一つは導入方法で提案を受けた「リース」ではなく「一括買取」にすること、
もう一つは他社との「相見積もり」を行うことです。

ネオ・コーポレーションに60万円の提案と同じ内容で
「一括買取」での金額を確認すると「50万円」という提案でした。

リースではなく「一括買取」で検討を進めること、
他社へ相見積もりを依頼することを伝えると、
再度、一括買取で「40万円代」の提案をされました。

この時点で、当初の金額は何だったのか、
交渉次第で金額が下がっていくことに不信感を持つと同時に、
他社への相見積もりが必須だと確信しました。

他2社へ相見積もりを実施

次に東名とジェルシステムの2社へ相見積もりを依頼しました。

ネオ・コーポレーションの現状の提案内容を2社へ伝えて、
見積もりをいただきました。

「東名」からは約33万円、7年保証、機器交換は無料という提案でした。

電力会社をオフィス電気との契約が条件で、
契約期間が3年、契約更新月の翌月迄以外の解約は9,800円の違約金が発生する点が
他社と異なり注意が必要です。

「ジェルシステム」は電子ブレーカーの製造メーカーなので、
機器への安心感は他社より高いのですが、
メーカーから提示できる価格は一括買取で50万円前後になり、
他社が提示されている価格に対して期待に応えられないとのことでした。

ただ、小会社の「タカゼン」という会社をご紹介いただき、
タカゼンからは約36万円、5年保証、機器交換は1回無料(2回目以降8万円)という提案でした。

タカゼンは見積もりと提案をいただく前に現地調査をしていただけ、
きっちりとした対応に他社より安心感がありました。
現地調査の内容は、負荷設備(使用機械・空調等)確認、
分電盤に計測器設置、設備の運転で正確な消費電力を計測していただき、
瞬間的に高い電流をもとにした2つの提案を約1週間後に資料で頂きました。

3社の提案が出揃い回収期間を比較すると最短2.2年

この2社の金額と提案内容をネオ・コーポレーションへ伝えると、
ネオ・コーポレーションからの提案は「35万円」になりました。

3社の回収年月で比較すると、
ネオが2.2年、東名が2.4年、タカゼンが2.8年になりました。

ネオが最も短い理由は、提案された契約kwが他社より低かったので、
毎月の基本料金が安くなり、回収期間が2.2年と最短で回収できるという結果になりました。

※低いkwで契約後にブレーカーが頻繁に落ちる場合は、機器の交換が必要ですが、
機器交換は5年保証の間は何回でも無償なので追加コストは発生しませんが、
基本料金が上がるので交換後の回収期間は事前にシミュレーションしておくとよいでしょう。

2.2年で導入費の回収が終了し、
5年保証なので2.2年以降5年目までは必ず節電の恩恵が受けられます。

ネオ・コーポレーションの初回提案から最終的には半額近くまで導入費が下がりました。
他社との比較など手間はかかりますが、必ず電子ブレーカーの導入を検討されてる方は、
「相見積り」をとることをおすすめします。
また、まとまったお金を用意できる方であればリースではなく「一括買取」の方が安くなります。

中古の機器を購入して取付はできるのか

電子ブレーカーの中古機器がヤフオクでも1万円前後から出品されており、
機器だけ購入して、取り付けのみ専門業者に依頼すれば、
導入費をもっと安くできないかという検討もしてみましたが、
電力会社へ電子ブレーカーの取付申請する際に必要な書類
「適合検査証明書」は正規の販売店から発行されるものなので、
ヤフオクで購入した機器を取付けても電力会社との契約ができないとのことでした。

ちなみに、「適合検査証明書」は正しい電子ブレーカーを設置しているという
証明を電力会社に示すために必要な証明書です。

あとがき

電子ブレーカーの導入費は初回に提示された金額では契約しないことが重要です。導入費の適正価格は回収期間が2〜3年で提案されているかが目安です。導入費の価格を下げる方法は、リースではなく一括買取にする、他社と必ず相見積もりをとることです。契約時の注意点は契約書をしっかりと読むこと、特に無償での機器交換などの保証内容や解約時の違約金などの条項はトラブル回避のために重要です。

ジェルシステムの電子ブレーカー→

東名の電子ブレーカー→

※ネオ・コーポレーションの電子ブレーカー↓



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