洗濯機の蛇口ハンドルが取れてしまったときに
業者へ依頼するべきか、DIYで対応できるのか、
状況に合わせた対処法をご紹介します。

洗濯機の蛇口は単水栓の場合が多く構造も単純なので、
各々の部品パーツの修理は年数が経過していても、
大半の場合で可能です。

結論から言うと、
DIYで蛇口ハンドルの交換であれば数百円、
業者へ依頼すると10,000円前後が相場です。

蛇口ハンドルが経年劣化により外れてしまっただけであれば、
新品の蛇口ハンドルを購入して取り付ければ
修理が完了するのでDIYで作業ができます。

部品は昔ながらの蛇口ハンドルで300円前後、
レバータイプの蛇口ハンドルで700〜2000円前後が
部品代の相場になります。

蛇口ハンドルのメーカーには2社があり、
三栄かカクダイのいずれかになります。

※三栄の蛇口ハンドル一覧はこちら→

※カクダイの蛇口ハンドル一覧はこちら→

取れてしまった蛇口ハンドルを見ても、
メーカーや品番が記載されていないことが多く、
どちらのメーカーなのか判断ができない点が難点です。

ホームセンターにも蛇口ハンドルの取り扱いはあるので、
取れてしまった蛇口ハンドルを持って行き、
同じ形状の商品がないか見比べてみたり、
従業員の方に相談してみるとよいでしょう。

ネットで購入する場合は、
2つのメーカーの最も安い蛇口ハンドルを購入して、
両方試してみて、合う方がどちらかという調べ方もよいでしょう。

蛇口ハンドルはビス固定のものか、そうでないものかがあります。

ビス固定の蛇口ハンドルの取り付けは、
蛇口ハンドルをスピンドルという本体側のギザギザの部分にはめて、
付属のビスをドライバーで閉めれば完了です。

ビス固定でないものとして、
例えば三栄のミニセラというシリーズの商品では、
スピンドルに付属のインサートというプラスチックの部品を上から付けて、
その上から蛇口ハンドルを真上から押し込むと、
カチッと蛇口ハンドルの内側にあるツメが噛み合って取り付け完了です。

※三栄のミニセラはこちら→

蛇口ハンドルが取れた原因が、
スピンドル側のギザギザの部分の劣化だった場合は、
スピンドルの交換が必要になります。

スピンドルの交換は蛇口ハンドルより少し手間と技術が伴うので、
難しそうだと感じた場合は、業者へ依頼すると良いでしょう。

業者へ依頼した場合の作業料金の相場は、
7000円〜8000円になります。

ここに部品代として蛇口ハンドルとスピンドルの2点で、
3000円〜5000円が加算されます。

作業料金と部品代の合計費用は10000円〜13000円が相場です。

業者に依頼する際に、各業者で判断が異なりますが、
一部の部品を経年劣化により交換する時期にきているなら、
蛇口自体の交換をしてしまう方が後々、安心だという見解もあります。

その際に気になるのが、
部品交換と蛇口自体の交換での料金の違いです。

蛇口の修理や交換は難しい作業ではなく、
いずれも1時間もあれば完了するような作業です。

プロの方に自宅へ来ていただき、
1時間の作業工賃は修理でも交換でも同じなので、
7000円〜8000円が相場になります。

部品交換と蛇口自体の交換で差額がでるのは、
部品代になります。

自分でネットやホームセンターで部品を手配して
業者に来ていただき対応いただく場合で比較します。

レバータイプの蛇口ハンドルとスピンドルの部品で1500円〜2000円前後、
蛇口自体で2500円〜4000円前後が相場です。
部品代の差額は1000円〜2000円ほどです。

※蛇口一式の商品一覧はこちら→

プロの方の作業工賃を入れると、
部品交換だと10000円前後、蛇口自体の交換だと12000円前後と
2000円程しか差がないので、せっかくプロの方に来ていただいて、
作業をお願いするのであれば蛇口自体を交換するという選択も良いでしょう。

蛇口の修理を安く行ってくれるプロの方を探すときは、
くらしのマーケットがよいです。
自宅のある地域で対応してくれるプロの方を簡単に検索でき、
料金も良心的で、事前に何社かメッセージを送って、
反応も早く丁寧に返事をくれる方が多いです。
訪問日や支払いもサイト上で完結するので手間が省けます。

※くらしのマーケットはこちら→

蛇口自体の交換をする際の注意点もあります。

築年数が古い建物だと、蛇口を外す際に壁内部の配管が折れたり破損するリスクもあり、
壁の一部を開口しての配管工事が発生する可能性もあります。

交換作業時の力の加え方で配管が新しくても折れるケースもあり、
職人の経験値によるものが大きくなります。

特に賃貸物件などの場合は、居住者様への余計な迷惑もかかってしまうため、
リスクを少しでも抑えたい場合は部品交換の修理で問題ないでしょう。

その場合は、退去後の空室のお部屋になったときのリフォーム工事などの際に、
蛇口自体の交換も一緒に行ってしますと万が一の際の対応もスムーズです。

蛇口ハンドルが取れてしまったときには、まずはDIYで数百円で新品交換で修理が完了するか試すことをおすすめします。三栄かカクダイのどちらかの蛇口ハンドルをホームセンターやネットで購入して交換、問題が改善されなかった際に、業者へ相談しプロの方へ部品の修理、または蛇口自体の交換を相場10000円〜12000円で依頼するか判断するとよいでしょう。