音楽教室は大手が数社、地域に根差した個人経営が多数あり、
市場規模は1100億円前後です。

生徒数が多いヤマハ音楽教室は41万人前後、約3500教室、
カワイ音楽教室は11万人前後、4500教室ほどあります。

全国各地にある音楽教室ではブランド力を大切にしています。
ヤマハと聞くと、カワイと聞くと、
それぞれにパッと思い浮かぶイメージが大切です。

音楽を習いたいと思ったときに最初に思い浮かぶのは、
ヤマハやカワイという方が多く、
この2社なら行った事がなくても安心感があるという強みがあります。

実際に体験など大手ならではの充実したサービスも
全国で同水準で提供されています。

カリキュラムも研究と実績を踏まえた
自信のある内容になっています。

大手はテレビなどマス広告に予算をかけて、
音楽教室のイメージを全国的に発信しています。

ターゲット層にダイレクトへ集客するメディアとしては、
インターネット広告へそれなりの予算を割いて取り組んでいます。

インターネット広告では、リスティング広告とバナー広告、
記事広告を中心に予算配分して出稿しています。

毎期ごとに広告会社からメディアプランの提案を受け、
どの媒体へ出稿するか担当者と協議を重ね選定していきます。

リスティング広告は、音楽教室、地域名、狙いたいワードで
出稿ワードを設計していきます。

バナー広告は、幼児向けだと、お母さんが利用している媒体を中心に
広告枠、出稿期間、料金を確認し、期待できる表示回数、クリック回数
をもとに予算にあわせて選定していきます。

バナー広告が掲載できるWebと併せて雑誌も運営している媒体では
バナー広告とセットで雑誌への記事広告もお得な料金で出稿でき、
露出量のアップと多少の相乗効果も期待できます。

予算も各年度によって異なりますが、
数百万円〜数千万円かけてインターネット広告へ出稿し、
集客へ取り組んでいます。

各地域にある個人経営の音楽教室では、
インターネット広告など集客に予算をかけることはハードルが高いので、
HPを作成したり、インスタグラムやファイスブックといったSNSを活用して、
予算を極力かけずに地域に根差した形で情報提供を行っている教室、
少人数制で大々的な募集は行わず紹介だけで運営している教室もあります。

音楽教室は大手は2社で全国的に地位を固めており、ブランド力を大切にしテレビなどのマス広告の活用とターゲット層への集客にはインターネット広告を活用しながら顧客を獲得しています。個人経営も多い業界なので、本業のピアノを教えることに手一杯で教えられる人数も限られているので、紹介だけで成り立っている教室も多く、予算をかけずに行えるSNS等での情報発信を行っている教室も限定的なのが実情です。